[PowerShell] 32bitと64bitの使い分け
PowerShellにはちゃんと 32bit版と 64bit版が備わっています
Windows2008 R2
Windows2012 R2
共に同じ場所にあります(~o~)
64bit版
C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
32bit版
C:\Windows\SysWOW64\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
デフォルトの64bitマシンであれば、コンソールで
> powershell
とすると、64bitモードが立ち上がります
これはどういうことかというと、64bitのアプリから使うライブラリなどは、64bitでないとダメってことです
何にはまったかというと、PowerShell から System.Data.OracleClient に接続するとき
たとえDBサーバが 64bit Oracle だったとしても
Oracle Client はデフォルトでは 32bit になっているようです
powershell から oracle に接続しようとしたときこんな感じになります
# アセンブリのロード
[void][System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName("System.Data.OracleClient")
# 接続
$conn_str = "Data Source=saoDB;User ID=sao;Password=password;Integrated Security=false;"
$ora_conn = New-Object System.Data.OracleClient.OracleConnection($conn_str)
# インスタンス
$ora_cmd = New-Object System.Data.OracleClient.OracleCommand
$ora_cmd.Connection = $ora_conn
# データベースに接続
$ora_conn.Open()
(参考)powerShellからOracleを使う(接続・切断)
http://harikofu.blog.fc2.com/blog-entry-114.html
このDB接続直後に、64bit のPowerShell だと
こんなエラーが出ます
"0" 個の引数を指定して "Open" を呼び出し中に例外が発生しました: "Oracle クライアント ライブラリを読み込もうとしましたが、BadImageFormatException が発行されました。この問題は、32 ビットの Oracle クライアント コンポーネントが
インストールされている環境で 64 ビット モードを実行すると発生します。"
発生場所 行:1 文字:22
+ $ora_conn.Open <<<< ()
+ CategoryInfo : NotSpecified: (:) []、MethodInvocationException
+ FullyQualifiedErrorId : DotNetMethodException
問題解決方法は2つ
- Oracle Client を 64bit版をインストールする(たとえDBサーバ上であっても…
- 呼び出す側のPowerShellを 32bit版にする
既存の稼働環境に影響を与えない様にするという意味では
不毛ですが後者を選択すると波風立てずにコトを済ませられます